九州産青果物の複数県域による共同輸送を実施

新たな配送ルート構築に期待

　全農と全農物流（株）は、九州北部3県（福岡県本部、長崎県本部、JAさが）による共同輸送試験を実施しました。複数県域での青果物のトラック共同輸送は、全農として初めての試みです。

　九州各県ではドライバー不足に加え、2024年4月から法律でドライバーの時間外労働の上限が規制され、1日に運行できる距離が制限されるなど、青果物輸送の問題が深刻化しています。このため、トラックが満載にならない3県の青果物を、全農の業務提携先である（株）ファーマインド福岡センターで中継し、1台にまとめて大阪・東京の卸売市場へ運ぶ共同輸送の実証を行いました。完全コールドチェーンによる品質保持、入念な事前準備によるスムーズな運行など、新たな配送ルート構築が期待できる結果となりました。

　今後も青果物輸送の効率化に向けて取り組みを進めていきます。