「JAタウン」開設20周年でブランド刷新
「おいしい日本と暮らそう。」お客さまと生産者の暮らしを共に豊かに
全農のECサイト「JAタウン」は10月16日、開設20周年を迎えました。ブランドメッセージやキャラクターを刷新し、お客さまと生産者の皆さんに新しい価値観や生活様式を提案できるブランドを目指します。
始まりと経緯
JAタウンは2001年10月に誕生しました。始まりは00年の21府県経済連の合併調印を控え、7月に「IT利用」を掲げ総合企画部事業改革推進室が設置されたことです。同年10月にはJA全国大会でITを用いた経済事業改革の提起が行われ、01~05年の中期事業構想「事業・業務・物流・組織・意識の5大改革の実践」において「消費者向け『e全農.com』(仮称)の開設」が計画されました。5大改革は、1998~2004年にかけての経済連との統合の経営戦略と施策であり、「JAタウン」はIT化による統合の成果を目に見えた形で実現する使命を帯びての船出でもありました。
旧キャラクターのカエルは「いつでも買える」「どこでも買える」と言う意味がありますが、実はもう1つ「事業を変える」という当時のミッションだった事業改革の意志が込められています。また、今でいうインターネットモールは当時「電子商店街」と言われ、それをわれわれに当てはめると「JAタウン」がしっくりくるだろうということでサイト名が決定しました。
産地直送ECサイトとしてコロナ禍で真価を発揮
20年間で最もインパクトがあった出来事の一つは、新型コロナウイルスの影響です。国やJAグループの補助を活用した送料無料キャンペーンを実施するなど、飲食店休業や学校給食休止によって行き場を失った国産農畜産物を巣ごもり需要に取り込むことができました。また、農産物直売所発の野菜BOXが注目を浴びるなど新たな需要を掘り起こすことにも成功しました。このようにJAグループが運営する産地直送ECサイトとして注目される存在になりました。
ブランド刷新
今年10月16日に開設20周年を迎えたのを機に、ブランドを刷新しました。新しいブランドメッセージは「おいしい日本と暮らそう。」です。品質が良く、安全安心な国産の農畜産物を産地からお客さまにお届けし、食を通じた体験により、お客さまの暮らし、生産者の暮らしを共に豊かにすることを目指します。メッセージと合わせブランドロゴも変更しました。ECサイトであることを分かりやすく表すと共に、さまざまな農畜産物をお届けすることを伝えられるロゴにしました。
また、カエルに代わる新たなイメージキャラクターとして「じぇー太」が誕生しました。今後、「じぇー太」は農畜産物(商品)の化身的な存在として、さまざまな場面でお客さまと生産者をつなぐコミュニケーションの中心的な役割を担っていきます。今後の「じぇー太」の活躍にも、ぜひご期待ください。
新ブランドの理想像を表現した限定商品の発売
新しいブランドメッセージを体現する限定商品を発売していきます。キーワードは「価値あるひと手間」です。忙しい毎日の中でも、おいしさのために、大切な人のために、価値あるひと手間を加えることの楽しさを、また、お客さまや生産者をはじめとするさまざまなステークホルダーと「おいしい日本と暮らそう。」という世界観を共有することを目指していきます。
JAグループらしいECサイトとして進化を続ける
産地直送ECサイトのパイオニアだった20年前とは異なり群雄割拠の時代となりましたが、JAタウンは糖度センサーなどを備える産地JAの選果施設を通過した確かな品質を直送でお届けするなど、中元・歳暮をはじめとした贈答品として、ユーザーからも大変喜ばれています。その証拠に、愛媛の柑橘(かんきつ)「紅まどんな」や岩手のリンゴ「冬恋」などのヒット商品が登場するなど、コアなファン層も獲得しています。
今後は、JAグループの皆さんの負託に応えるためにも「誰もが知っているJAタウン」を目指した認知拡大・品ぞろえなどに取り組み、2024年度には現在の流通額30億円から100億円規模に拡大させる計画です。また、2030年EC事業300億円を掲げ、グループ内で組織結集してのアソートや生産加工、越境ECの取り組みなど、産地直送にとどまらない全農らしいコンテンツ開拓にも挑戦します。
JAタウンはこちら
https://www.ja-town.com/shop/f/f0
「おいしい日本と暮らそう。」を体現する限定商品
第一弾「RICE BLEND BOX」
個性豊かなお米を料理に合わせて組み合わせるひと手間を表現しました。異なる特徴を持つ東北六県のブランド米と、料理家ユニット「ごはん同盟」が監修したレシピブックが入っています。家庭でも簡単に作ることができる絶品料理のレシピと、それぞれの料理に合うお米の種類や、お勧めの配合の割合が記載されています。冊子の内容を参考にして、今までの料理とはひと味違うお米を味わっていただけます。