県本部だより
新潟県
新潟県本部
2017年12月11日号(vol.825)
フレコン出荷に対応 米広域集出荷施設稼働
温湿度・穀温監視システムで品質保持
新潟県本部は8月、新潟市に隣接する北蒲原郡聖籠町で建設していた「新潟米広域集出荷施設」を稼働させました。

フレコン検査場を併設 収容力2万㌧の低温倉庫
近年、県内農業倉庫の収容力不足から、恒常的に営業倉庫への集約保管を実施せざるを得ない状況にあり、特に県外営業倉庫保管などにかかる経費の削減が課題となっていました。
また、大規模生産者のフレコン出荷のニーズが高まる中、JAの既存施設ではフレコン集荷拡大が難しく、インフラ整備が喫緊の課題となっていました。
こうした課題を解決するため、集荷・集約保管の拠点としてフレコン検査場を併設した収容力2万㌧の低温倉庫を建設しました。

倉庫入口前に大きな前室 スムーズな入出庫が可能に
この施設は、倉庫入口前が幅15㍍の前室となっており、天候の悪い冬場であっても、スムーズな入出庫作業が可能です。
また、「温湿度・穀温監視システム」を備えており、より一層の品質保持を図ることができます。
この施設の稼働により、流通コスト削減による生産者手取りの向上と、安定した低温保管による新潟米のさらなる信頼確保に貢献していきます。
