「ニッポンエール 大分県産完熟かぼす」新発売
「ニッポンエールプロジェクト」第2弾
全農は2019年から、日本全国の特徴ある農畜産物を原料とした加工品を「ニッポンエール」ブランドとして発売しています。この取り組みを消費者と一緒になってさらに盛り上げていこうと、21年6月、全国の産地を応援する「ニッポンエールプロジェクト」がスタートしました。10月4日に同プロジェクトの第2弾となる清涼飲料水「ニッポンエール 大分県産完熟かぼす」が伊藤園から発売されました。
このプロジェクトは「全国から届けられる日本産のたべものに、そしてにっぽんに、ここからエールをおくろう。」というコンセプトの下、全農とメーカー、販売先が協力して、国産農畜産物のPRやキャンペーンなどを展開し、商品を通じて産地を応援していこうという活動です。
第1弾では、伊藤園やJA宮崎経済連と連携して、清涼飲料水「ニッポンエール 宮崎県産日向夏」を6月に発売しました。約300万本を出荷し、生果が当たるキャンペーンでは応募が1万人を超えるなど、大変好評でした。
現在、農業の現場では、高齢化や人手不足といった多くの課題があります。第2弾の原料である大分県のカボス産地でも、高齢化や人手不足が原因で、カボスが緑色の時期に収穫しきれず、木の上で黄色くなっていました。黄色のカボスは傷みやすく、広域での流通が難しいため、県内での消費にとどまっていました。
しかし、黄色く色づいた「完熟かぼす」は甘味が増し、酸味がまろやかになるといった特長があります。これを生かし開発した「ニッポンエール 大分県産完熟かぼす」は、「完熟かぼす」のまろやかな酸味と爽やかな香りが楽しめる清涼飲料水です。果汁にし、製品化することで、「完熟かぼす」の認知拡大や生果の販売拡大にも貢献したいと考えています。また、特設HPでは産地や生産者の思いを発信し、SNSでは「かぼすと大分ねぎしゃぶセット」が当たるキャンペーンを企画しています。
9月29日には、伊藤園と大分県農業協同組合、大分県本部、営業開発部の関係者が広瀬勝貞県知事を訪問し、同製品の紹介や試飲を行いました。広瀬県知事は「ニッポンエールプロジェクトは、こうした地域の農産物の新たな価値の創造を後押しする、本県にとっても大変ありがたい取り組みです。本商品の発売が、カボスの新たな可能性を見いだし、知名度向上や生産者の所得向上に寄与するものと期待しています」と話しました。
今後も「ニッポンエールプロジェクト」ではさまざまな商品を通じて、全国の特徴ある農畜産物の産地を応援する取り組みを進めていきます。
開発ストーリーをnoteで公開中
https://note.com/zennoh_pr/n/n1dc2ae2f1966