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JA全農インターナショナル㈱

米国の名門調理士学校でJA全農インターナショナル㈱が和牛講座

和牛の知識を持ったシェフ育成へ

 米国ニューヨーク州に本校がある名門調理士学校のカリナリー・インスティテュート・オブ・アメリカ(CIA)は、食の世界に大きな影響力を持つ「食のハーバード大学」として知られています。同校は、世界的に和食の人気が高まっていることから、日本食の知識を持ったシェフを育成するための日本食専門講座を2016年から開講しており、世界中から集まった約20人の生徒がこの講座を受講しています。

 日本食講座は同校の2年生を対象に、9月中旬から12月中旬までの毎週火曜日(合計12コマ)の午後3時から6時間で実施されており、同講座開始に先んじた8月下旬から9月上旬の日本視察研修も含んだプログラムになっています。

 2017年度からはこの講座の中の1コマを使って、JA全農インターナショナル㈱が日本産の和牛についてレクチャーする「和牛講座」を開講しました。

 第1回の「和牛講座」は11月24日に開かれ、日本から公益社団法人全国食肉学校の佐俣宏紀先生を講師として招きました。和牛の歴史と特性に関する約1時間半の講義に続き、肩ロースとサーロインのカッティングの実演、それらの部位を材料としたすき焼き、タルタル、煮込み、ステーキの調理実演を約2時間行い、その後生徒による調理実習と試食を行い、合計約6時間の「和牛講座」が終了しました。

 生徒たちは、初めて触る和牛の香りの強さと脂の溶けやすさに戸惑いながらも、数年後にはミシュラン星付きレストランで勤務することがほぼ約束されているエリート集団だけあり、講師のお手本と遜色のない料理が出来上がりました。

 JA全農インターナショナル㈱は、今後もこの「和牛講座」を継続していくことで、この講座を通じて世界の著名シェフが日本産和牛に対する知識や技術を身に付け、世界中のレストランで日本産和牛が提供されていくことを期待しています。

講師から肩ロースとサーロインのカッティングを学ぶCIAの生徒
CIAで1回目の和牛講座で講師を務めた佐俣さんら
カッティングされた肉をのぞき込む生徒やスマートフォンに記録する生徒

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