感謝の声が組合員から届く 援農やサークル活動が好評
JAべっぷ日出は別府市と速見郡日出町の2JAが合併して、2010年9月に誕生しました。
「農業応援隊」で職員派遣
同JAでは、業務の一環として全職員が1年のうち数日間、農家や農業法人の農作業を手伝う「農業応援隊」を2018年度より実施しています。この取り組みは、高齢化や担い手不足による農業労働力の低下を少しでも補うことを目的に導入しました。主な作業内容は、田植えから稲刈り、もみ摺(す)りに至るまでの各作業補助や、農産物の収穫、草刈りなど多岐にわたります。
働き手として職員を派遣することで、受け入れ先からは、繁忙期の協力に感謝の声を頂いています。実際にハウスみかんの収穫が間に合わない農家へ職員を派遣し、損失を防いだ例もあります。
また、普段農作業とは縁のない職員も少なくないため、こうした経験は農家の立場を理解するうえで大変有益なものとなっています。現場に出向くことで、農家の実情を知ることができ、農家との距離を縮めることに役立っています。
新規支援先の拡大も随時行っており、地域に根差した活動を今後も継続していきます。
女性参加型サークル活動を実施
JAくらしの活動を通じて地域コミュニティーの活性化とJAファンを増やすことを目的に、3年前から管内准組合員の女性を対象としたサークル活動を実施しています。
募集は、おもに30代〜50代を中心とし、次世代対策を視野に入れたさまざまな活動を年間5回程度企画・案内しています。これまで行った活動は、子どもと一緒に参加できるおにぎり教室や料理人直伝の地元野菜を使った料理教室などがあり、毎回20人程度の方に参加していただき大変好評を得ています。
農機レンタルサービスを開始
自己改革のひとつである「農業者の所得増大」への取り組みとして、農家の経済的負担を軽減することを目的に2019年より農業機械のレンタルサービスを開始しました。現在扱っている機種は、管理機、草刈機、動噴、ハンマーナイフモア、チッパーシュレッダー。特にハンマーナイフモアは、繁忙期には毎日貸出が途絶えず予約が殺到するほどの人気です。
公式YouTubeチャンネルでも実演動画を配信して機種を紹介しています。
概要 | 令和3年3月31日現在 |
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正組合員数 | 2556人 |
准組合員数 | 1万4079人 |
職員数 | 137人 |
販売品取扱高 | 13億7千万円 |
購買品取扱高 | 3億9千万円 |
貯金残高 | 932億6千万円 |
長期共済保有高 | 1966億3千万円 |
主な農産物 | ギンナン、柑橘、梨、カボチャ、キュウリ |