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広報・調査部

食事サポートと栄養学教室を開催

「ニッポンの食」でアスリートや子どもたちを応援

 全農は、広報活動を通じて社会貢献(SR)や国産農畜産物の消費拡大に取り組んでいます。オフィシャルスポンサーを務めるカーリング日本代表選手が出場した「世界カーリング選手権(カナダ)」では、「ニッポンの食」を提供しています。また、福岡県・北九州市の卓球クラブ「石田卓球N+」に通う選手と保護者へ向けて、栄養学教室を開きました。


「世界カーリング選手権2021」出場のカーリング男子・女子日本代表を 「ニッポンの食」でサポート

 全農は4月2〜11日、カナダ・カルガリーで開かれた「世界男子カーリング選手権2021(2021 World Men’s Curling Championship)」に出場したカーリング男子日本代表と、4月30日〜5月9日に同国で開催中の「世界女子カーリング選手権大会2021(2021 World Women’s Curling Championship)」に出場しているカーリング女子日本代表を、「ニッポンの食」でサポートしています。

 2019年度から、海外ネットワークを活用した現地での「食事サポート」を本格的にスタートし、現地のレストランと協力して、輸出した日本産の精米や和牛を使った和食や補食用のおむすびを提供してきました。今年は、新型コロナウイルスの影響により現地での食事サポートが困難なため、遠征前に札幌市で合宿中の選手の皆さんへ、東北6県のお米やパックご飯、みそ汁に加え、試合の合間や試合後に、補食としてのおむすびの具材に活用できる梅干しなどを贈りました。

 選手の皆さんからは「全農から提供してもらった白米やみそ汁など、手軽にとれる日本食を現地に持っていき、有効に活用してコンディションを整えていきたいです」とのコメントをいただきました。

 カーリング男子日本代表チームは、大会期間後半戦で4連勝したものの通算6勝7敗で、残念ながら1次リーグ突破の上位6位チームに与えられる五輪出場枠を逃しましたが、12月に予定されている最終予選で五輪出場枠の獲得に挑みます。女子代表チームは現在、カナダ・カルガリーで奮闘中です。皆さんの応援をお願いします。

「ニッポンの食」を受け取った選手の皆さん
 
世界男子カーリング選手権2021(カナダ・カルガリー)で提供した食材を食べる左から相田晃輔選手、谷田康真選手
選手の希望をもとに今回提供した「ニッポンの食」

 
「石田卓球N+」に通う選手たちと保護者を対象に栄養学教室「PING PONG(ピンポン)ごはんプロジェクト」を開催

 「石田卓球N+」は、石田眞行氏と千栄子氏が運営する卓球クラブで、これまで幾多の卓球日本代表選手を輩出しています。現在、全国各地から集まった5〜12歳の19人の選手が所属し、日々卓球の腕を磨いています。全農は3月21日、クラブに通う選手とその保護者を対象に栄養学教室「PING PONG(ピンポン)ごはんプロジェクト」を開きました。

 同クラブは「食」を大切にする指導も行っており、日頃から選手たちが練習の合間に食べる補食におむすびを持参したり、土日の練習では昼食に地元産の野菜をたっぷり使った汁物を提供しています。全農はその指導方針に共感し、未来を担う子どもたちの夢を「ニッポンの食」を通じて応援することを目的に、このプロジェクトを始めました。プロジェクト名には、「卓球(ping-pong)」にかけて、「将来、子どもたちが自分自身で考えて、必要な正しい食事を選択できるようになってほしい」という思いを込めています。

 栄養学教室では、管理栄養士の資格を持つ全農職員が15人の選手と12人の保護者を対象に、成長期の子どもに必要な栄養や運動時の食事の摂取方法、国産農畜産物を使用したメニューやレシピ紹介などの講義を行いました。参加した子どもから「歯を強くするにはどのようなものを食べればいいですか」、保護者から「果汁ジュースの一日に飲んでいい目安はどれくらいですか」といった質問もあり、食に関する関心の高さがうかがえました。

 クラブのコーチである松井清美さんも「食事の栄養バランスについては、普段から子どもたちに指導していますが、親子が一緒に学べる場は貴重で、お家で食事について話をするきっかけになるとともに、この取り組みを継続していくことで、子どもたちにも食事の大切さを意識付けできると思います」と食育の重要性について語りました。

 これまでも全農は親子向けの食育に力を入れてきましたが、引き続き、全農はこうした教室を通じて、「食」の大切さを伝えるとともに、「ニッポンの食」を通じて子どもたちの夢や成長を応援していきます。

親子が一緒に学んだ栄養学教室
 
栄養学教室で講義する管理栄養士・越野彩職員
参加者に贈った全農グループの商品

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