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営業開発部
耕種総合対策部

第15回 JAグループ国産農畜産物商談会

販売チャネル拡大へ初のオンライン開催

 全農とJAバンクは2月1日〜3月31日の2カ月間、第15回JAグループ国産農畜産物商談会を初めてオンラインで開きました。国産農畜産物とその加工品の販売チャネル拡大が目的で85団体が400品を超える商品を出展しました。


 商談会には期間中778人のバイヤーが参加しました。バイヤーから出展者への商品に関する問い合わせが273件あり、オンライン開催のメリットを生かし、実需者と出展者を幅広く結び付けることができました。

 特別企画として「商品マッチングサポート」、「地域産品掘り起しコーナー」、「共同開発承ります」、「登録者限定特別セミナー」を行いました。

 「商品マッチングサポート」は、オンライン商談会にありがちな「商品検索」の手間を省き、バイヤーが探している商材と出展商品とのマッチングを事務局でサポートするサービスです。会期中は70件の申し込みがあり、バイヤー、出展者の双方から好評でした。

 「地域産品掘り起しコーナー」では、その土地ならではの特徴のある商品が多いカレーと飲料(果汁・茶)に着目し、JAグループで取り扱う商品を1ページにまとめて紹介しました。

 「共同開発承ります」は、JAグループと商品開発を一緒に行いたというバイヤーのニーズを産地につなげるため、営業開発部が受け皿となり、オンラインで問い合わせを受け付けました。

 「登録者限定特別セミナー」は、注目講師4人による多様なテーマでの講演を参加登録者に向けて期間限定で配信し、参加者からは期間延長のリクエストがくるほどの好評を博し、販売戦略の策定や社員教育に活用するなどの声もいただきました。

初のオンライン開催となった商談会のHP
特別企画で好評だった「商品マッチングサポート」

 
特産品を動画でPR

 
 

特別セミナー紹介

 
コンビニエンスストアへの 食材供給の仕組みについて
ジャパンフード サプライ株式会社 代表取締役社長  秋山 剛 氏
 ファミリーマートで販売するサンドイッチなどの総菜商品向け原料供給の仕組みについて講演いただきました。コンビニエンスストアで販売されている商品がどのように開発され、それに使用されている原材料の供給がどのようなサプライチェーンで結ばれているのか、丁寧に解説いただきました。
 
作り手の魅力を最大限に 引き出す・巻き込む商品開発の真髄
株式会社ヤオコー  営業企画部  商品開発担当部長 近野 潤 氏
 ㈱ヤオコーで取り組まれている商品開発について、具体的な開発事例や関係者の開発への熱い思いを語っていただきました。実際に小売で商品開発している方がどのような考えで取り組まれているのかを知る大変貴重な講演となりました。
 
これからの冷凍食品の開発
味の素株式会社アドバイザー (前味の素冷凍食品株式会社 代表取締役社長) 吉峯 英虎 氏
 製品戦略の考え方や消費市場の変化を捉えた上で、冷凍食品事業の今後の商品開発の方向性を独自の視点から解説いただきました。産地に向けて、用途別の具体的な商品開発のヒントについても講演いただきました。

 将来の日本農業に向けて、 生産者と消費者を結ぶ全農の取組み
JA全農  チーフオフィサー  戸井 和久 氏
 コロナによる環境と消費の変化を多様な切り口で捉え、今後発生し得る食と農をとりまく課題を解説しました。次に、生産者と消費者を結ぶ全農の具体的な取り組み事例を交え、将来の日本農業に向け全農として何ができるのかをテーマに講演しました。

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