ごあいさつ
2021年3月15日(vol.955)
震災から10年の節目にあたって
農業の発展と地域の活性化を通じ被災地の復興に全力
東北地方を中心に未曾有の被害をもたらし、多くの尊い命と平穏な暮らしを奪った東日本大震災の発生から10年の年月が流れました。
ここにあらためて、お亡くなりになられた方々のご冥福をお祈り申しあげますとともに、被災されたすべての方々に心からお見舞いを申しあげます。
被災地のJAの皆さまにおかれましては、自らも甚大な被害を受けながらも、想像を絶する状況にある組合員に寄り添い、物心両面で支え、復旧・復興に取り組んでこられました。そのご尽力に心から敬意を表する次第です。
そして、全国の系統組織などからの多くのご支援は、どんな困難であろうと、「一人は万人のために、万人は一人のために」という協同組合の基本理念を胸に、勇気と絆をもって乗り越えていけることを私たちに教えてくれました。
被災地の復興に向けたこの10年のあゆみこそが、日本、そしてJAグループの、未来への希望であると確信しております。
本会は、震災を決して風化させず、復旧・復興から得た教訓や知見を、世代を超えて伝え続けるとともに、農業の発展と地域の活性化を通じ被災地の復興に貢献してまいります。関係の皆さまにおかれましては、引き続きご指導とご協力を賜りますようよろしくお願い申しあげます。