JAズームイン

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兵庫県
JAたじま

購買業務効率化に向けて受発注センターシステム導入

 JAたじまでは経営改善計画で、購買事業では物流改革に取り組んでおり、今年度から営農生産部資材課に専任の「物流改革推進チーム」を配置しました。JA管内にある12の営農生活センターを3ブロックに分けてブロック内での物流を行う仕組みを作り、業務の効率化に取り組んでいます。

 そうした動きの中で、令和3年1月から全農が開発した「受発注センターシステム」のWEB受発注機能を導入しました。購買事務の効率化による要員削減や、ミス防止が狙いです。

ファクスからWEBへ 業務の「見える化」実現

 従来の生産資材などの受発注の流れは、各営農センターからFAXで発注を受けて、本店担当課が商品ごとに全農などへ発注していました。受発注センターシステムは、発注書をWEB上で作成し、センター、本店間をオンラインで受発注を行い、全農への発注もオンラインで行います。

 FAX発注からWEBでの発注になることで、ペーパーレス化が進み、受発注業務の効率化が望めます。また、システム上に発注履歴が蓄積することにより、業務の「見える化」にもつながります。データの活用により不良在庫や過剰在庫を抑制して、在庫ロスの発生を防ぐなどのメリットも見込まれます。

肥料、農薬の発注情報を入力
 

組合員からネットでの直接受注も視野に

 新しいシステムを導入したばかりで、現場でいろいろな課題も見えてきました。それらを精査し、さらに業務の効率化や合理化に結び付けます。今後は、「受発注センターシステム」の新たな機能を活用し、仕入れ事務の本店集約のほか、組合員からのネットによる直接受注など、より一層の業務改善を目指します。

 
 

JAたじま(兵庫県)
概要 令和2年3月31日現在
正組合員数 2万2756人
准組合員数 2万5302人
職員数 776人
販売品取扱高 63億8千万円
購買品取扱高 28億1千万円
貯金残高 3583億8千万円
長期共済保有高 1兆1065億9千万円
主な農産物 米、但馬牛、たじまピーマン、朝倉さんしょ、岩津ねぎ など

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