ニュース&トピックス
肥料農薬部
2018年1月22日号(vol.829)
農薬広域物流体制 JAさがの参画で拡大
平成29年12月から佐賀県内への配送開始
全農肥料農薬部は平成29年12月1日、北部九州広域物流センター(佐賀県鳥栖市)で、JAさが初荷出発式を行いました。JAさがが、全農北部九州広域物流体制に参画することで、県域を越えた「物流コスト削減」と「農業者ニーズへの対応強化」を一層進め、事業競争力強化を実現していきます。
JAグループは、経済事業改革の一環として農家配送業務を県域・連合会へ委託する広域物流体制の構築に取り組んできました。
北部九州地区では、平成24年12月に佐賀県鳥栖市に「北部九州広域物流センター」を設置し、福岡、長崎、大分3県の農薬在庫一元管理、農家別セット組の集中作業ならびに配送を始めています。3県での運用と並行して、JAさが・全農の合同研究会を立ち上げるなど、佐賀県内への配送に向けた準備を進めてきました。
初荷出発式でJAさがの坂口雅義専務は「北部九州広域物流体制への参画を機に事業競争力の強化を図り、既存業務の合理化・効率化により、農家組合員の『生産資材価格引き下げ』の実現に取り組む」とあいさつされました。
今回のJAさがの参画により、同センターが扱う北部九州地区4県の農薬の年間取扱金額は100億円を超えることになり、更なる効率的な運営に努めていきます。