全国麦作共励会で中央表彰式開催

全農会長賞に岩崎氏（農家の部・福岡県）、ふるさと吉見（集団の部・山口県）

　全国麦作共励会中央表彰式（主催＝JA全中、全国米麦改良協会）が2月23日、都内で開かれ株式会社アグリキュールIwasaki代表取締役の岩崎公彦さん（農家の部・福岡県）、農事組合法人ふるさと吉見（集団の部・山口県）が全農会長賞の栄誉に輝きました。

　今年度は、農家の部・集団の部合せて16道県から113点の参加がありました。高い生産性と品質を実現する数々の優れた経営は、全国的に他の模範として国内産麦の生産振興に大きく貢献するものと期待されます。

　岩崎さんは、持続的な農業生産を図るため、土壌改良資材の投入や緑肥のすき込みなど土づくりに取り組んでいます。ふるさと吉見は、中山間地の排水性の悪い粘土質土壌の圃場のため、弾丸暗渠（あんきょ）などによる徹底した排水対策の実施や、子実タンパク含有率向上のため追肥などきめ細やかな栽培管理を行っています。

　こうした取り組みで両者とも県平均を大きく上回る高収量を達成し、1等比率100％と高品質の麦づくりを実現しています。