合併のスケールメリット生かし全国に名だたるブランドさらに
JA大津松茂は平成27年、JA大津とJA松茂が合併して誕生しました。四国の玄関、鳴門市・板野郡松茂町一円を管内としています。
管内は全国に名だたるブランド産地で、砂地で栽培されるカンショ「なると金時」をはじめ、全国一の品質・全国2位の生産量を誇るレンコン、8月には大阪中央市場シェア1位の梨やダイコン。また、「松茂美人」や「阿波おど梨」「うず潮ブランド」でブランド力とスケールメリットを生かし市場や量販店へのアピールを強めています。
共同購入・共同選果を強化 生産者の負担減で安定出荷
合併で規模が大きくなり可能となったのが、共同購入・共同選果です。購買事業では肥料などを大規模に共同で購入することで、組合員へ安価で供給できるようになりました。
また高齢化や担い手不足を原因としたさまざまな問題が浮上する中で、平成30年5月にダイコンの共同選果場を開設しました。共同選果場1カ所に洗浄・葉切り・箱詰めと収穫後の作業を集約することで、生産者の負担軽減を図り、さらに一定のロット数を常に確保することで品質の均一化や安定出荷につなげ、徳島県産ブランドの評価をさらに高めていきます。
農産物直売所「えがお」開店 開業予定の道の駅とスクラム
令和元年8月、農産物直売所「えがお」を開店しました。直売所事業は、事業改革・自己改革の一環として「農家所得の向上」「地域農業の振興」そして「地域社会への貢献」を目的に計画し、約3年の準備期間を経て始まりました。「いいもの、いいあじ、いいえがお」「いいものだけを、丹精込めて…」をスローガンに、地元特産農産物「なると金時」「レンコン」「梨」「ダイコン」を中心に、地域をはじめ徳島県の農産物や加工品などを販売しています。
隣接地には鳴門市の道の駅が開業予定で、JA大津松茂地区が四国の玄関であるという印象や機能が強化されます。官民が連携を取り魅力あふれる地域づくりに積極的に参画する中で、チャンスを見逃すことなく地元特産物を広くアピールしていきます。
概要 | 平成31年3月31日現在 |
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正組合員数 | 1179人 |
准組合員数 | 976人 |
職員数 | 57人 |
販売品取扱高 | 53億8千万円 |
購買品取扱高 | 8億7千万円 |
貯金残高 | 311億3千万円 |
長期共済保有高 | 714億5千万円 |
主な農産物 | カンショ「なると金時」、レンコン、梨、ダイコン |