秋田県で農業者向け青空講習会を開催

土壌断面を観察し土壌の大切さなど共有

　全農はJA全青協、4Hクラブと生産振興に取り組んでいます。その一環として8月28日、JA秋田なまはげ青年部の安田淳一部長の圃場（ほじょう）（秋田県潟上市）で地元農業者・JA職員24人を対象に青空講習会を開催しました。

　青空講習会は、作物を栽培している圃場の土壌断面を観察しながら土壌の大切さや生産性向上に必要なことを農業者・JAグループ職員が共有し合う場です。一昨年（埼玉県川越市）、昨年（岡山県備前市）に引き続き3回目の開催です。

　土壌断面について、講師の金子文宜氏（元全農技術主管）は、「深耕で作土を深くし、有機物を補給して団粒構造を作ることが生産性向上につながる」と呼び掛けました。講習会後に参加者から「自分の圃場も同様に調べて土壌改良に取り組みたい」「青年部とJAでまた講習会を行いたい」などの声があり、この講習会が農業者自らの意識改革の場となりました。今後もこのような講習会を水平展開し、農業者の自発的な施肥改善を支援します。

　全農は、土壌診断を活用した施肥改善を農業者とともに実践することにより、手取り最大化を図っていきます。