2月に県内一の大規模JAに合併のメリットを組合員へ
JA山梨みらいは今年2月1日、西八代・ふじかわ・中巨摩東部・甲府市の4JAが一つとなり発足しました。甲府市を含む3市7町からなる甲府盆地中央を南北に貫く県内一の大規模JAです。
人気の6月上旬に開くトウモロコシ直売会
管内では露地野菜、施設野菜、果樹、水稲、畑作、伝統野菜、茶、花き、特用林産物などが栽培されています。特に初夏にかけてはトウモロコシの生産が盛んで、西八代地区では「甘々娘」、中央市では「ゴールドラッシュ」、甲府市では「ゴールドラッシュ」「ミルフィーユ」の生産が盛んです。6月上旬からは各地でトウモロコシの直売会イベントが予定されており、西八代地区の甘々娘収穫祭は、毎年早朝から「甘々娘」を求めて、県内外からのお客さまで長い列ができ盛況です。今年も6月8日の開催に向け準備しています。また、7店舗ある農産物直売所でも旬の特産物に併せ各種イベントを行っています。
気候や風土が育てる伝統野菜をブランド化
管内には、各地域の気候や風土が生み出した、三つの代表する伝統野菜があります。市川三郷町大塚地区の「のっぷい」と地元で呼ばれる土壌で、肥沃(ひよく)なうえ根菜の成長を阻害する石がほとんどないことから、通常より長く育つ「大塚にんじん」、身延町旧曙村は、特有の日当たりや水はけが良く、霧も多く発生することから、乾燥に弱いダイズでも根張りが良くなり、通常の2倍の大きさに育つ「あけぼの大豆」、釜無川の度重なる氾濫で堆積した肥沃な砂質土壌により、白くてきめ細かく、粘りが強く、独特の風味が特徴の甲斐市八幡地区の「やはたいも」。JAとしては、ブランド力強化に向け地域・生産者と共に取り組んでいきたいと考えています。
リニア中央新幹線の工事が進み、管内4市町をリニアが走り、県内唯一の駅も設置されます。首都圏や関西圏からの観光客の増加が見込まれる中で、農村にマッチした「まちづくり」、山梨農業の情報発信・交流拠点としての重要な役割が求められます。発足して間もないJAですが、組織力を強化し、担い手の育成、販売力の強化など合併メリットを生かした組合員、生産者から頼られるJAとして邁進(まいしん)していきます。
概要 | 平成31年1月31日現在 |
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正組合員数 | 1万5763人 |
准組合員数 | 1万2687人 |
職員数 | 621人 |
販売品取扱高 | 32億8千万円 |
購買品取扱高 | 33億5千万円 |
貯金残高 | 2015億1千万円 |
長期共済保有高 | 8258億1千万円 |
主な農畜産物 | トマト、キュウリ、トウモロコシ、 ナス、桃、ブドウ、茶、ユズ、タケノコ、イチゴ、あけぼの大豆、大塚にんじん、やはたいもなど |