県本部だより

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大分県本部

大分の交雑牛新ブランド 「おおいた豊美牛」が誕生

「知名度向上」と「競争力強化」へ

 大分県本部は1月23日、大分の交雑牛新ブランド「おおいた豊美牛(とよみぎゅう)」の発表会を開きました。

 「おおいた豊美牛」には、「後の国(おおいた)で育った味しい交雑牛肉」という意味が込められており、ブランドロゴには大分の県花である豊後梅と牛をモチーフとしてあしらっています。

新ブランド「おおいた豊美牛」の誕生を祝う関係者
 
肉本来のうま味が特徴 全国的にも高い評価

 交雑牛とは和牛の雄と乳牛の雌から生まれた牛で、和牛の肉質に近く、美しい霜降りと肉本来のうま味が特徴です。

 大分の交雑牛は全日本牛枝肉コンクールで、3連覇を含む5度の最優秀賞を獲得するなど、全国的にも高く評価されています。

 「おおいた豊美牛」は、肉のうま味成分である「オレイン酸」を測定しており、試験測定では和牛と比較しても遜色ない数値となりました。

 しかし、和牛に比べ一般消費者の認知度が低いといった課題もあり、今回の新ブランド誕生を契機に、大分交雑牛の良さを、大分県内を中心に県外にもPRしていきます。

 発表会に出席した交雑牛肥育農家の仲井光則さんは「一生懸命、安心・安全な牛肉を消費者へ届ける努力をしている。ブランド化によって認知度をアップしていきたい」と意気込みを語りました。

 平成30年12月に発効されたTPP11によって、量販店では輸入牛肉の価格引き下げへの動きが強まっています。「おおいた豊美牛」の誕生により競争力が強化され、品質の良い国産牛肉を手ごろな値段で消費者へ届けることで、輸入牛肉の価格引き下げに対抗する狙いがあります。

「おおいた豊後牛」と2本柱で畜産振興

 大分県本部は今回発表した新ブランド「おおいた豊美牛」と、既に大分県ブランド牛として扱われる「おおいた豊後牛」との2本柱で、今後も大分県の畜産振興に取り組んでいきます。

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