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麦類農産部

平成30年度全国麦作共励会中央表彰式を開催

全農会長賞に荒川さん(栃木県)、(有)高ライスセンター(福島県)

 全農が後援する平成30年度全国麦作共励会の中央表彰式が2月21日、都内で開かれ、荒川清光さん(農家の部・栃木県)、有限会社 高ライスセンター(集団の部・福島県)の両者が全農会長賞の栄に輝きました。


 今年度は、農家の部・集団の部合わせて13道県から72点の参加がありましたが、高い生産性と品質を実現する数々の優れた経営は、全国的に他の模範として国内産麦の生産振興に大きく貢献するものと期待されます。

 荒川さんは、圃場(ほじょう)の排水性に合わせた排水対策、有機土壌改良資材の施用による土づくり、適期播種(はしゅ)・適期収穫の実施、自ら整備した乾燥調製施設での2回の色彩選別機の使用によるカラスムギなどの異物の徹底的な撤去といった管理により高品質・高単収を実現しています。

 高ライスセンターは、東日本大震災の影響による水稲の作付け休止などの苦労も乗り越え、10㌃当たり収量は529㌔と県平均の197㌔を大きく上回っています。また、ドリルシーダーなどの複合機械による連続作業、圃場管理システム(KSAS)の活用により作業の効率化を図り、10㌃当たり労働時間は県平均の4割程度にまで短縮しています。

平成30年度全国麦作共励会の受賞者の皆さん。2列目右から2人目が荒川清光さん、後列左から4人目が(有)高ライスセンターの佐々木教喜代表

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