県本部だより

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滋賀県本部

新たな米集荷推進へ RPチームを構築

管内16JAと集荷に特化した米のプロ集団目指す

 滋賀県本部は、平成30年産米の集荷について新たな集荷推進体制として、ライスプランナー(RP)チームを構築し取り組んできました。

 30年産米からの「事前に需要を確保し、生産者へ作付け提案する事業方式」への転換を図るためには、生産者へ出向く体制が必要であり、特に大規模生産者へは需要情報などを発信・提案していくことで、需要に応じた米の安定生産を目指していく、そのためにはRPチームが力を発揮することが重要でした。

RPチームキックオフ大会」で決意表明を行い、本格的な活動開始へ意思統一
JAグループ滋賀役職員が参加した「平成30年産近江米集荷目標必達決起大会」

 
RPチームが先頭に立ち大規模生産者に対応

 RPチームとは、県内16JAと滋賀県本部の各組織で形成する集荷チームのことで、販売担当やTAC、若手職員などが構成員です。その構成員の呼称をRPと統一しました。生産者への訪問活動で多様な集荷対策などを自らが発信・提案することで、大規模生産者など「プロの生産者への対応」を目指し、総勢約90人でスタートしました。

 5月、それぞれのRPチームが集った「RPチームキックオフ大会」を開き、米穀事業で重要となる集荷に特化した、米の専門、プロ集団となるべく、RPチームの目的・目標などJAごとに決意表明を行い、本格的な活動開始へ意思統一しました。

 6月には、JAグループ滋賀役職員が参加した「平成30年産近江米集荷目標必達決起大会」を開きました。決起大会でも、JAグループ滋賀が一つのまとまりとなって米の集荷に取り組むべく、RPチームを中心に、JA集荷目標7万7000㌧の達成に向け、協力していくことを確認しました。

RPチームの飛躍に期待し米の集荷拡大さらに
決起大会でRPチームの役割・取り組みを説明

 平成30年産米は台風などの自然災害が大きく影響したこともあり昨年以上の不作となり、11月末時点で約6万5000㌧(目標対比84%)の見込みとなっています。収量が低下した場合の集荷数量確保が今後の課題となりました。

 単年だけでRPチームの評価は難しい所ではありますが、県内JAが明確な目標に向かって一つになれたことから、この取り組み自体は一定の評価を得たと感じています。

 滋賀県本部は、今後もRPチームを中心とした集荷推進を図り、生産者の経営安定と所得向上に向けた取り組みを実践していきます。

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