県本部だより
富山県本部
2019年1月21日(vol.870)
富山米の集荷拡大に向け効率的なフレコン出荷実現へ
集荷・保管・物流拠点として高岡連合倉庫を新設
富山県本部は、富山米の新たな集荷・保管・物流拠点として、高岡市四日市地内に高岡連合倉庫を新設しました。完成した倉庫で平成30年11月7日、竣工式を行い、細田勝二運営委員会会長をはじめ、関係者約30人が出席しました。
細田会長は「近年、新品種による新たな産地間競争に入り、これまで以上に高品質で良食味な米を生産・販売することが重要となっている。本倉庫を富山米の新たな集荷・保管・物流の拠点として、消費者に高品質・良食味な米を安全・安心に届けるよう努めていきたい」とあいさつしました。
収容能力10万俵 フレコン対応の低温倉庫
近年、農作業の省力化・効率化のため、フレコンでの出荷が増加していますが、農業倉庫の老朽化や収容力不足などから、農協の倉庫では、これ以上の受け入れ拡大が困難な状況となっていました。また、中食・外食などの実需者からもフレコン流通や、年間を通して安定した品質での供給が強く求められており、これらの課題に対応したインフラ整備が課題となっていました。
こうした課題解決に向け、新たな集荷・保管・物流の拠点として、鉄骨造り、延べ床面積3686平方㍍、収容能力約10万俵の低温倉庫を建設しました。
集荷数量の拡大と富山米の信頼確保を目指す
新倉庫では、生産者・実需者の利便性向上から、今後もフレコンでの流通が拡大することを想定し、検査場としての十分なスペースを確保するとともに、「温湿度監視システム設備(ライスウォッチマン)」を設置し、一層の品質管理徹底を図ります。
富山県本部は、高岡連合倉庫を核としてJAと連携した集荷・保管・物流体制を構築し、富山県JAグループにおける集荷数量の拡大を図るとともに、一年を通して安定した品質で供給することで、富山米の信頼確保に努めていきます。