県本部だより

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福岡県本部

広域集荷加工施設を設置 生産振興と直販機能強化

物流コスト削減などにも取り組む

 福岡県においては、高齢化などによる生産面積の減少に伴うJA集出荷体制への影響や生産量減少に伴う市場シェアや価格形成力の低下による生産者所得への影響などに対応するため、平成22年5月に農産加工センター機能の運営受託を行うVFセンター篠栗を設置しました。さらに、平成25年4月には、県内の各産地から青果物の原体や製品を荷受けし、包装・加工などの機能を備えた買い取り直販事業を拡大するためのVFセンター(松田)を県域の拠点施設として設置し、本格的な青果直販事業を開始しました。引き続き、平成26年11月に遊休施設を活用した青果パックセンター(大木町)を設置し、青果物のパッケージ事業の運営モデル構築を進めてきました。

11月1日から稼働し、ミカンのパッケージ作業が進む県南VFステーション
県南に直販・包装加工の広域集出荷加工施設設置

 今回、福岡の県南エリアにおいて、直販・包装加工機能を備えた広域集出荷加工施設「県南VFステーション」(平成30年11月1日稼働)を設置し、さらなる生産振興と販売力の強化に取り組むこととしました。

 この施設の設置により、バラ出荷受け入れ・包装加工作業受託による生産者労力の軽減で圃場(ほじょう)管理の時間が確保され品質向上が期待され、さらには規模拡大などに取り組む生産者が見込まれます。また、買い取り販売を実施することにより生産者手取りの安定化と、包装加工機能を活用した実需者ニーズに対応した商品作りによる直販事業体制の拡充、販売力強化や広域の集出荷拠点としての機能発揮による物流コストの削減などに取り組むこととしています。

【事業方式イメージ】

 
イチゴ中心に他作物へパッケージ作業拡大

 パッケージする品目は、イチゴを中心としてブドウ、スモモ、ミカン、イチジクなどを行い、効率的な周年稼働の実現に向けて取り組んでいきます。

 運営上において、作業員の周年雇用を確保するため、県本部の他事業所との人的資源の流動化を図りながら、雇用基盤づくりを行います。

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