大石田の農産物PR担う 農産物直売所「つなぎ」
山形県大石田町の大石田農産物直売所「つなぎ」は9月15、16の両日、オープン6周年を記念して大売り出しを行いました。開店と同時に大勢のお客さまが訪れました。同直売所のオープンは2012年の9月25日で、毎年この時期に売り出しを行っています。
産直出荷生産部会員が手塩にかけた生産物出荷
JAみちのく村山の大石田経済事業所が管理運営する「つなぎ」は、新鮮な野菜や果物、加工品、手芸品など幅広い品物を取り扱っています。手塩にかけた生産物を出荷販売しているのは、大石田産直出荷生産部会のメンバーたち。「つなぎ」は黒ニンニクやウルイ、ジネンジョなど特徴のある品物が多く、今回の売り出しでも、部会員たちはサトイモやネギ、食用菊、カボチャ、ナスなどの旬の野菜や果物を早朝から店舗に出荷しました。
開店時刻になると、地元の主婦のほか、県外からの観光客などが切れ目なく来店。ナスの詰め放題が多くの買い物客の注目を集めたほか、山形名物である旬の郷土料理「芋煮」の材料としてサトイモを買い求める人が大勢おり、あっという間に売り切れました。先着50人に用意したプレゼントも好評でした。
「つなぎ」はJR大石田駅から車で数分の場所にあり、有名な団子屋や温泉施設にも近く、仙台から来たという観光客の一人は「売り出しに偶然に出合い、野菜を安く買うことができてラッキーだった」と喜びの表情でした。
夏には「すいか村」設置 特産直売や全国へ発送も
「つなぎ」は、スイカの選果施設と、米の集出荷を行う倉庫の2施設に隣接しています。スイカと米は、大石田町を代表する農作物です。特にスイカについては、毎年夏になると、「つなぎ」店舗前に直売所「すいか村」が設置されます。選果場から直接運ばれてきた選果したてのスイカを直売し、全国発送も受け付けています。
「つなぎ」は、店舗を拠点としつつも、地域で開かれるひな祭りやそば祭りなどの催し、JAが主催するイベントなどでも精力的に出張販売を行い、大石田の農産物をPRしています。最近では町のパン屋さんも生産部会に加わり、その品目の多彩さにリピーターも年々増えています。
概要 | 平成30年3月31日 現在 |
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正組合員数 | 9105人 |
准組合員数 | 3158人 |
職員数 | 349人 |
販売品取扱高 | 168億8千万円 |
購買品取扱高 | 42億9千万円 |
貯金残高 | 703億5千万円 |
長期共済保有高 | 3112億3千万円 |
主な農畜産物 | サクランボ、スイカ、米、牛肉 |