コミュニケーション
広報部
2018年10月22日(vol.860)
長澤会長ら愛媛、北海道の豪雨・地震被災地を訪問
被災農家の営農再開へJAグループの総力挙げ支援
全農の長澤豊会長、大澤憲一副会長は、7月の西日本豪雨で被災した愛媛県を訪問しました。また長澤会長は、9月6日に発生した北海道胆振東部地震の被災地を訪問しました。愛媛県、北海道で地元JA関係者らと意見交換をすると共に、土砂崩れなどの被害に遭った圃場や農業施設を視察しました。
長澤会長、大澤副会長は10月2日、JA愛媛中央会などJAグループ愛媛を訪問、お見舞いとともに現地の状況について説明を受けました。その後、長澤会長と菅野副会長はJAえひめ南を訪問し、黒田義人組合長らと豪雨の被災状況や復旧対策などについて意見交換をしました。被災地では急峻(きゅうしゅん)な園地のモノレールが大きく損壊しているなど厳しい状況ですが、JA職員などの作業支援などにより復旧が進められています。大澤副会長は農業関係施設への被害が大きかったJA愛媛たいきなどをお見舞い、視察を行いました。長澤会長は、「被災された農家が一日も早く営農を再開していただけるよう、JAグループの総力を挙げて復旧・復興に全力で取り組みたい」と述べました。
また、長澤会長は10月3日、北海道胆振東部地震のお見舞いのため北海道を訪問しました。北海道農業団体災害対策本部を訪問、お見舞いし、道内全域の被災状況について説明を受けました。その後、今回の地震で最も被害の大きかったJAとまこまい広域管内の厚真町を視察、お見舞いおよび現地の被災状況について説明を受けました。被災地では山の斜面が崩れ、農地が埋まってしまっていることや農業施設への大きな被害など、今後の営農への不安が大きいとの説明がありました。JAとまこまい広域の秋永徹組合長は「管内で36人もの人命が失われてしまった。農地や農業機械、施設なども大きな被害を受けている。JA自体の被害も大きいが、地域にとってJAは大きな存在であり、農家に寄り添って復旧を進めたい」と述べました。長澤会長は「われわれJAグループの使命は、農家が安心して営農に従事できる環境を整えることです。共に助け合うという協同の理念のもと、全農として農業生産基盤の整備、生産振興に取り組み、想定を超える記録的な災害にも耐えうる、足腰の強い日本農業を構築しなければならない」と述べました。