全農相談役に清水哲太氏が就任
トヨタグループでの豊富な経験・知識を生かし支援・助言
全農は、8月1日付で元トヨタ自動車株式会社 取締役副社長の清水哲太(しみず・のりたか)氏を相談役として招聘(しょうへい)し、9月より具体的にご協力いただいています。
清水氏は30年余をトヨタの購買部門に身を置き、自動車メーカー世界ナンバー1の達成に参画しました。また、その後移られたトヨタホーム㈱でも恒常的赤字体質の抜本的改革を行い、販売戸数の拡大、黒字体質を確立しました。
全農も自己改革を進める中、購買事業における調達や、特に昨年営業開発部を立ち上げるなど力を入れている販売力強化など幅広い分野で、清水氏の経験・知識を生かし支援・助言いただくため、相談役として招聘しました。 相談役就任は8月1日付けで、9月から具体的にご協力いただいています。
清水相談役インタビュー
全農の相談役に就任した清水氏に、全農のイメージや今後、相談役としてやっていきたいことなどについて伺いました。
Q 今まで抱いていた全農のイメージを教えてください。
A 今までは分野が違っていたので、ほとんど知りませんでした。何も知らないところから見ると、かなり保守的な組織じゃないかなと、そういうイメージでした。
Q 実際にヒヤリングなど行って感じたことはイメージと合致していましたか。
A いろいろ新しいことをトライしようとしているというスタンスを感じました。これなら、一緒になって手助けができるのではと思います。
Q 今後、全農の相談役として、こういうところだったらアドバイスできるなと感じているところがあれば教えてください。
A 一つは、私の経歴として調達をやってきましたので、仕入れをどうやって合理化できるかという点ではお役に立てるかもしれないと思います。
Q 全農の調達とトヨタの調達の共通点や似ているところはありますか。逆に、全農の調達はこういうところを考えてないなというところはありますか。
A まだそこまでは分かりませんが、何かお役に立てるかもしれないと思います。皆さんと相談しながら、何を困っているか、何をどういう方向に持っていこうとしているのか、そういうことを教えてもらいながら、それだったらこうしたらどうですかとか、そういう話ができればいいんじゃないかと思います。