ニュース&トピックス
耕種総合対策部
2018年10月1日(vol.858)
農業者のニーズに迅速に対処できるTACの育成を支援
実践的な技術習得目指し作物栽培総合技術研修
全農は生産現場での営農・技術指導のさらなるレベルアップを図り、農業者のニーズに迅速に対処できる実践力のあるTACの育成を支援することを目指し、平成29年度から「作物栽培総合技術研修」を実施しています。
この研修は、日頃TAC活動を十分実践し、基礎的な施肥、防除などの知識を持ったJAのTACを受講対象とし、平成29年度は全国から5名のTACが受講しました。研修カリキュラムは、神奈川県平塚市の営農・技術センターで栽培の基本技術を学ぶ「栽培技術総合研修」と、県本部の実証農場で栽培実習を行う「作物別栽培技術研修」から成り立っており、作物栽培に関するより実践的な技術を習得することができます。
8月27日から31日にかけて、山形県本部の「園芸産地拡大実証研修農場」でトマト、パプリカをテーマにした「作物別栽培技術研修」が行われました。今回は2名のTACがハウスや選果施設などで葉かきや収穫などの作業を行い、栽培技術の習得に励みました。受講者からは、「習得した知識や技術を生かして、日頃の活動で実践したい」との意欲的な声をいただきました。
全農は30年度もこの研修を開催し、実践力のあるTACの育成の支援を図っていきます。「われこそは」と思うTACの積極的な受講をお待ちしています。