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岐阜県本部

豚ぷんを使った有機100%肥料を開発

JAぎふ・片倉コープアグリと国内肥料資源を活用

 岐阜県本部は、JAぎふと肥料メーカーの片倉コープアグリ(株)と共同で、養豚農家の豚ぷんを30%使った有機質ペレット肥料「エコべジP721」を新たに商品化しました。


 環境調和型農業に取り組むJAぎふから、地域の肥料資源を活用した有機100%肥料の開発依頼を受け、共同開発しました。

 「エコべジP721」は、同JA管内の豚ぷんを30%使用し、フェザーミール(畜産副産物)や菜種かす・米ぬかなどを加えて、窒素7%、リン酸2%、カリウム1%になるよう調製し、施肥しやすいペレット形状に加工しています。豚ぷんを含む有機100%原料であることから、肥料効果に加えて土壌微生物の活性化や保水性の向上など、土壌改善効果も期待できます。

 輸入原料の価格が高騰する中で、地域資源の循環による環境調和型農業の実践と輸入原料に頼らない安定した肥料供給には期待が高まっています。

 3月4日に行った発表会見で、林政和副本部長は「今後も国内肥料資源のさらなる活用に積極的に取り組んでいきたい」と意欲を語りました。

写真(左から)片倉コープアグリの湖城聡名古屋支店長、JAぎふの渡邉智和常務、岐阜県本部の林政和副本部長
豚ぷんを30%使用した有機質ペレット肥料「エコベジP721」

発表会見で「エコべジP721」について説明する林副本部長

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