ニュース&トピックス
三重県本部
2025年1月20日(vol.1098)
イチゴ新品種「うた乃」がデビュー
三重県が30年かけて開発、首都圏と県内で魅力を発信
三重県本部は、県のオリジナルイチゴ新品種「うた乃(の)」の栽培・出荷販売が今季から本格化するのにあたって、12月上旬に首都圏と県内でデビュー報告会を開催し、その特徴や魅力をPRしました。
12月5日は、東京・日本橋の県アンテナショップ「三重テラス」でイベントを開催し、メディアや関係者ら約50人が参加しました。県と県本部関係者が開発秘話や品種特性を説明。生産者は「うた乃」にかける思いを語りました。
12月10日には、北原祐哉県本部長らが三重県庁を訪問し、一見勝之知事に出荷販売開始を報告。北原県本部長は「『うた乃』は外観、食味、風味の3拍子がそろった、誰かに贈りたくなるイチゴ。贈る側・受け取る側双方に笑顔が広がることを願っている」と話しました。
「うた乃」は、育苗の負担軽減などを目的に県農業研究所が約30年間をかけて開発。種子繁殖型で病害虫伝染リスクが低く、「炭疽(たんそ)病」にも強いことが特徴で、整った円すい形と鮮やかな赤色、高い糖度と濃厚な甘味が魅力です。
贈り物として選ばれるイチゴをコンセプトに、贈答用を中心とした販売をすすめます。