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耕種総合対策部

TAC・出向く活動 パワーアップ大会2024を開催

出向く活動の輪を広げ 仲間とともに「地域農業」と「食」の未来を守る

 全農は11月21、22日、新横浜プリンスホテルで「TAC・出向く活動パワーアップ大会2024」を開催しました。17回目の今大会は、TACと呼称していない方を含めた担い手に出向く活動を後押しするため、大会名称を「TACパワーアップ大会」からリニューアル。本会場・県域サテライト会場で約550人が参加し、活動のレベルアップを目指しました。


  大会は、「地域農業の負託に応える出向く活動基盤の強化」「生産・経営支援を通じた担い手の所得増大と生産基盤の維持・発展」「食料安全保障の強化に資する『食』と『農』への貢献」をテーマに活動表彰や取り組み事例発表、分科会などを行いました。
 2024年度は担い手のニーズが多様化・高度化する中、幅広いニーズに対してJAの総合力を持って的確に対応するJAグループの出向く活動を、これまで以上に盛り上げていきたいという思いのもと、大会名称を従来の「TACパワーアップ大会」から「TAC・出向く活動パワーアップ大会」に改めました。
 また、昨年度に引き続き、全国を東日本地区(北海道、東北、関東甲信越)、西日本地区(北陸、東海、近畿)、中四国九州地区(中国、四国、九州、沖縄)の三つに分け、それぞれの地区で審査委員会を実施、各地区の代表に選出されたJA・TACによる最終プレゼン審査を大会内で行いました。
 最終プレゼン審査を経て、全農会長賞に選出されたJA山口県(JA部門)、JAフルーツ山梨・竹川要さん、JA京都中央・佐藤聖也さん(TAC部門)をはじめとして、JA部門3JA、TAC部門10人を表彰したほか、過去の大会で全国表彰を3回以上受賞し、出向く活動を高いレベルで継続しているJAあさひかわをTACトップランナーズJAとして表彰しました。
 基調講演では25年前から出向く活動を全国に先駆けて実施し、TACの原点のひとつでもあるJAそお鹿児島における「TAF※」の活動について、小牧勇蔵センター長、小園恵祐課長が登壇。変革する時代の中で、担い手から求められる出向く活動をどのように実現してきたかを講演いただきました。
 また、今年の4月からJAへリリースした「担い手営農サポートシステム(NEサポシステム)」を提供する(株)セールスフォース・ジャパンの田村英則専務に登壇いただき、出向く活動の活性化・効率化に向けたシステム活用について、他社事例も交えながら説明いただきました。
 分科会では「相続・事業承継相談強化」「スマート農業」「事業間連携」「県域TACによる出向く体制構築支援」「担い手営農サポートシステム活用」の五つのテーマについて熱心な議論が展開され、普段接しない他県・他JAの参加者との交流の場となりました。
 めまぐるしく情勢が変化するこの時代においても、全農は出向く活動の輪を広げ、担い手と全国の仲間たちとともに、「地域農業」と「食」の未来を守り続けるために取り組みを支援していきます。

※TAF=『トータルアドバイザー・ふれあい』の略称。JAそお鹿児島において経営支援を中心とした出向く活動を実践。

全国から集まった受賞者
出向く活動への思いを語る全農会長賞(JA部門)受賞のJA山口県・水本房俊代表理事専務
大会宣言を行うJA岡山の池内伸治さん

 

結果を発表する全農の安田忠孝代表理事専務
分科会で意見交換する参加者

 
 

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