大型複合商業施設を拠点に 所得向上・農業振興・活性化へ
JAふくおか嘉穂は、福岡県の中央部に位置した飯塚市・嘉麻市・桂川町の2市1町で事業を展開し、水稲栽培を中心に麦・大豆の基幹作物、露地野菜、果樹、施設園芸など幅広い農業が行われています。水稲栽培では、消費者へ安全・安心な農産物を提供することを目的に、積極的に「ふくおかエコ農産物認証」の特別栽培米を推奨。県内トップ715haの作付面積を誇り、環境に配慮したおいしいお米を生産しています。
人気の複合商業施設 「カホテラス」を弾みに
「カホテラス」は、農家所得の向上、農業振興、地域の活性化を目的として敷地面積約4万㎡、駐車場400台を有する複合商業施設として2022年11月にオープンしました。エリア最大級の農産物直売所「かほ兵衛の台所」を中心として、フードコートや和・洋食レストラン、アパレル、ドラッグストアなど魅力ある施設が充実しています。また、子どもたちが遊べる芝生広場も併設。政令指定都市である福岡市や北九州市から車で60分のアクセスの良さもあり、旅の一休みにも活用され、昨年の来場者は約64万人と飯塚市の人気スポットになっています。
地産地消の農産物直売所 「かほ兵衛の台所」も好評
農産物直売所「かほ兵衛の台所」は、管内農畜産物の販売の拠点として、地産地消をテーマに売り場面積1000㎡の中に、550人以上の会員が出荷する米・野菜・果樹・加工品や全国から厳選された鮮魚など、毎日の食卓に欠かせない「食」を取りそろえています。特に野菜については、出荷会員が毎朝、安全・安心で新鮮な旬のものを出荷しており、最盛期には80品目が商品棚に並びます。
季節に応じたイベントやセールの実施、SNSでの積極的な情報発信による集客にも取り組んでおり、利用者から好評を得ています。
JAふくおか嘉穂（福岡県）
| 概要 |
2024年3月31日現在 |
|---|---|
| 正組合員数 | 5356人 |
| 准組合員数 | 1万1276人 |
| 職員数 | 272人 |
| 販売品取扱高 | 35億3千万円 |
| 購買品取扱高 | 21億4千万円 |
| 貯金残高 | 1220億7千万円 |
| 長期共済保有高 | 2835億7千万円 |
| 主な農畜産物 |
米、麦、大豆、イチゴ、 |
