JAズームイン

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JA岩手ふるさと

循環型農業でブランド構築 大区画化に対応し新CE稼働

 JA岩手ふるさとは、岩手県南部に位置し、奥州市(江刺を除く)と金ケ崎町の1市1町で構成されています。西には胆沢川が生み出した肥沃(ひよく)な胆沢扇状地、東には北上川が流れる田園地帯が広がる自然豊かな環境が魅力です。


輸出も視野に多様な販売 履歴記帳やGAPを徹底

 JA管内では、家畜の堆肥を用いた循環型農業が実践されているほか、水稲「ひとめぼれ」や、高品質なピーマンをはじめとする夏秋野菜、ブランド和牛「前沢牛」などが生産され、東北有数の農畜産物の産地として地位を確立しています。

 組合員の経営安定を目指し、農畜産物の「安全・安心」と「おいしさ」の両立に取り組んでいます。販売力の強化や多様な販売形態、さらには海外市場への輸出を進め、アジアや欧米でのブランド構築に努めています。また、生産履歴記帳やGAP(農業生産工程管理手法)の導入により、リスク管理を徹底し、質の高い営農指導を通じて農畜産物の品質向上を図っています。

胆沢扇状地の肥沃な田園地帯
シンガポールでの販売促進イベント

トラックスケール導入 高性能コンバインに対応

 今秋、奥州市胆沢小山峠地区に「胆沢カントリーエレベーター(CE)」を新設し、8月9日に落成式を行いました。施設は延べ床面積1501平方m、生もみ3579tを保管・処理する能力を持っています。

 JA管内初となるトラックスケールを導入し、出荷作業の効率化も実現しました。施設は、旧設備の老朽化や基盤整備による圃場(ほじょう)の大区画化、高性能コンバインの刈り取り能力への対応を目的として新設し、9月6日からは米の荷受けが始まっています。

新設された胆沢カントリーエレベーター
生成AIを業務に活用 DX推進へプロジェクト

 生成AI(人工知能)を業務の中核に据えたDX(デジタルトランスフォーメーション)プロジェクトを8月に発足しました。

 DXの活用により、業務の効率化と生産性向上を図り、職員が組合員に寄り添った活動と対話を重視できる環境を整備します。今後も、組合員・地域の皆様に質の高いサービスを提供しつつ、持続可能な社会の実現を目指します。

JA岩手ふるさと岩手県

概要

2024年3月31日現在

正組合員数 9834人
准組合員数 6232人
職員数 369人
販売品取扱高 137億8千万円
購買品取扱高 48億円
貯金残高 1418億8千万円
長期共済保有高 3038億7千万円
主な農畜産物

米、ピーマン、アスパラガス、キュウリ、リンドウ、小菊、肉牛

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