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米穀部
2024年10月14日(vol.1088)
子実とうもろこし収穫実演会を実施
宮城県JA古川との大規模実証 10a900kg超す
全農は、9月10日に宮城県JA古川の協力のもと、JA管内の圃場(ほじょう)で子実とうもろこしの収穫実演会を実施し、全国から130人が参加しました。
JA古川での大規模実証は今年が3年目の最終年度。実演会冒頭、同JAの佐々木浩治組合長からは「非常に大きな成果が得られ、全国に発信できる取り組みとなった」。また、大豆・麦生産組織連絡協議会の鈴木正一会長からは「今後は、当初想定していた子実とうもろこし・大豆・水稲の3輪作体系に麦を加えた、3年4作にも取り組みたい」とのあいさつがありました。
その後、今年の生育状況などの説明、大型機械による刈り取り収穫・残渣(ざんさ)処理・すき込み(プラウ)作業が一貫して行われ、機器を用いたカビ毒検査の実演なども実施しました。収穫実演した圃場の収量は、アワノメイガや帰化アサガオの適期防除を徹底したことにより、10a当たり900kgを超え、前年の全体平均収量575.5kgを大きく上回りました。
今後、後作大豆の収量調査なども行い、3年間の実証試験の内容を取りまとめる予定です。