恵まれた気候を最大限に活用 魅力ある農産物を生産
茨城県のJAほこたは、北浦と太平洋に挟まれた高台に位置し、水はけがよく1年を通じて農産物の栽培に適した産地です。代表的なメロンやイチゴ、トマトの生産だけでなく、葉物栽培にも適した環境が整えられ、水菜や小松菜、ホウレンソウなどの生産も盛んです。カンショやニンジンなどの露地作物も消費者から定評があり、これからを担う生産基盤の高い産地です。
青果物花き販売高 150億円を達成
今年6月には、2023年度の青果物花き販売高150億円達成を記念した式典を開催し、各部会員や行政、関係者ら約160人が出席しました。
品質にこだわる生産者の日々の栽培努力をはじめ、行政や市場が連携した消費拡大など、地域全体が一丸となった意識向上が販売高150億円達成につながりました。
式典では、これまでの活動を振り返るとともに、さらなる農産物の販売につなげていこうと次の目標達成に向け一致団結しました。
技術向上や品種開発 地産地消も積極的に
農産物栽培の適正な環境を整えるため、部会によってはハウス内の温度や湿度、二酸化炭素などを継続的に測定できる機材を導入しています。得られた測定データは風向きを踏まえた換気のタイミングや、積算温度による収穫時期の予測に活用しています。また、講師を招いた栽培講習会を開催するなど生産者の栽培技術向上に取り組んでいます。
さらに、品目別に試験を重ね、耐病性を持った品種や市場ニーズを踏まえた新品種の開発、栽培方法の開拓も行っており、食の安全・安心と時代のニーズを両立させるために取り組んでいます。
また、地域の学校と連携し、旬の農産物を子どもたちに知ってもらおうと、定期的に学校給食への食材提供や、地元の高校生と協力したレシピの作成など、地産地消にも力を入れています。レシピは直売所などでPRに使用し、人気を集めています。
これからも地域に根付いた活動と、消費者・組合員が安心して利用できるJAを目指していきます。
JAほこた(茨城県)
概要 |
2024年1月31日現在 |
---|---|
正組合員数 | 2761人 |
准組合員数 | 1014人 |
職員数 | 111人 |
販売品取扱高 | 150億円 |
購買品取扱高 | 27億円 |
貯金残高 | 415億6千万円 |
長期共済保有高 | 833億6千万円 |
主な農畜産物 |
メロン、イチゴ、トマト、葉物 |