職員で「みえなかあぐり隊」結成 管内農畜産物を県内外でPR
三重県のJAみえなかは、管内の多様な農畜産物を県内外にPRすることを目的に「みえなかあぐり隊」を結成しました。3つのJAが合併して誕生した2021年度から取り組みを始めており、メンバーは全員JA職員で、性別や年齢に制限はありません。任期は原則1年で、毎年メンバーを募集しています。3代目となる今年度は7人のメンバーがイベントやYouTubeなどで活動しています。
コロナ禍の逆境から YouTube活用へ
「みえなかあぐり隊」は、元々同JA前身のJA三重中央が取り組んでいた「おもてなし隊」を引き継いだものです。合併後の新JAとしても農畜産物PRに力を入れていきたいとの思いから、新たな名称を設定して活動しています。
主な活動は対面で行う農産物イベントでのPRですが、結成当初はコロナ禍で多くの制限があり、活動できる場が少ない状況でした。そこで、YouTubeを活用し、毎月広報誌で紹介している管内農畜産物を使ったレシピ調理の様子や農産物直売所の紹介動画などを制作しました。
「みえなかあぐり隊」の活動を多くの人に知ってもらうためにポスター制作や、さまざまな広報媒体で農畜産物をPRする誌面に登場しました。このような取り組みは、組合員や地域住民はもちろん、合併当初、組織全体を把握できていなかった職員にとっても管内農畜産物についての知識を深めるきっかけになりました。
イベントに積極的に参加 メディアの取材も増える
経済活動が本格化してきた今年度は、多くの直売所イベントなどに参加し、「みえなかあぐり隊」の存在を知ったメディアからの取材依頼も増えてきています。
イベントでは専用の制服を着用して試食提供などを行うことで、一般の職員が配布するよりも目立ちやすいメリットもあります。
管内農畜産物をPRすることで農家の所得向上に少しでも貢献できることを目指し、今後も精力的に活動を続けていきます。
JAみえなか(三重県)
概要 |
2024年3月31日現在 |
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正組合員数 | 1万5216人 |
准組合員数 | 1万6990人 |
職員数 | 636人 |
販売品取扱高 | 53億7千万円 |
購買品取扱高 | 47億2千万円 |
貯金残高 | 4463億円 |
長期共済保有高 | 8135億7千万円 |
主な農畜産物 |
米、麦、大豆、肉牛、キャベツ、ブロッコリー、梨、モロヘイヤ、イチジク、ナバナ、イチゴ |