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耕種総合対策部

自動航行ドローンでミカン防除試験

急傾斜園地でJAふじ伊豆などと3年間検証

 全農は5月22日、JAふじ伊豆、JA静岡経済連、静岡県、沼津市、KDDI(株)と「西浦みかん」のかんきつ園地で、生産能力維持・拡大を目的としたリモートセンシングによる無人でのドローン防除実証試験を行いました。


 実証試験は関係者や生産者ら約50人が見守る中、DJI社製の「T25」自動航行型のドローンを用いて実施しました。

 同地区は日当たりと水はけが良く高糖度のミカンが生産できる全国有数のミカン産地ですが、園地全体の57%が斜度20以上の急傾斜地が占めており、農作業負担が大きく、生産者の高齢化に伴う産地の維持が危惧されています。

 そこで、新たな防除体系を確立することで生産能力の維持・拡大につなげるために、前述の6者が協力して実証試験を行いました。試験は3年間、13.5aの園地で試験区と慣行区を設置。ドローン航行免許を取得したJAふじ伊豆なんすん地区本部の職員2人が年6回の農薬散布を行い、6者で次年度への課題を検証します。

 使用したドローンは沼津市の「スマート農業技術の活用による産地活性化事業」の支援を受けJAが取得しており、2027年度からの作業受託事業化を目指しています。

関係者らが見守る中ドローン防除を実施

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