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広島県本部

【Web限定記事】鶏ふん堆肥の有効活用へ広島大学と共同研究

メタンガスの発生軽減、水稲の収量・品質への効果を検証

 広島県本部は広島大学と水稲栽培における鶏ふん堆肥の有効活用に向けて、3年目となる共同研究を開始しました。


 研究では、鶏ふん堆肥の施用量を10a当たりそれぞれ200kg、400kg、600kg、800kg、1tを施用する区と慣行区の6試験区を設け、3年間連続で施用した場合の水稲「あきさかり」の収量と品質への効果を検証します。

 また、鶏ふん堆肥の施用に加えて、夏場の中干し期間を延長する圃場(ほじょう)を設け、専用の試験装置を設置することでメタンガスの発生量や環境への影響も調査します。

 最終年度となる今回の結果を踏まえて、鶏ふん堆肥の適切な施用量による生産性確保と環境負荷を減らす農業の確立につなげます。

 同大学大学院統合生命科学研究科の長岡俊徳准教授は「メタンガス発生軽減に配慮した鶏ふん堆肥活用技術の向上は、持続可能な農業の実現、気候変動への影響軽減にも貢献するものと期待している」と展望を話しました。

試験区の設置と定植を行う職員

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