ニュース&トピックス
耕種資材部
2024年5月20日(vol.1071)
肥料袋原料の一部を再生樹脂に置き換え
“マテリアルリサイクル”による環境負荷低減へ貢献
全農は、合成樹脂の製造などを行う(株)プライムポリマーと肥料メーカーの片倉コープアグリ(株)と連携し、肥料袋の原料の一部をリサイクルレジン(再生樹脂)へ置き換える取り組みを4月から開始しました。
肥料袋はポリエチレンを原料とし、使用後は廃プラスチックとして処分されるため、従来はプラスチック削減と資材コスト低減のためにフィルムの厚さを薄くするなどの対応を行っていました。
そこで今回、プライムポリマーが取り扱うリサイクルレジン(Re’PRM(R)=リプライム※)を使用した肥料袋の評価試験を実施。一定の品質を満たすことを確認したため、2024年度よりリサイクルレジンを原料の一部に使用した肥料袋を、片倉コープアグリへ供給開始します。これにより、本来廃棄されていたプラスチックを有効活用し、環境負荷低減に貢献することが可能となります。
※Re’PRM(R)(リプライム)について
プライムポリマーが立ち上げたマテリアルリサイクルのブランドで、Recycle、Reuse、Reduce、Rebornの思いが込められています。本取り組みでは、同社製樹脂の外装用プラスチック袋を回収して生成した再生樹脂に、未使用樹脂を混合したものを使用しています。