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山形県本部

JALグループとの連携協定を締結

県産農畜産物の輸出や魅力発信、労働力支援で協力

 山形県本部と日本航空(株)(以下JAL)東北支社、JALグループの農業法人JAL Agriport(株)の3者は2月19日、県産農畜産物の輸出拡大、魅力発信、農業労働力支援を3本柱に連携協定を締結しました。


 山形県JAビルで開催された締結式では、長谷川直秀県本部長と佐野寛人JAL東北支社長、花桝健一JAL Agriport社長が協定書に署名しました。JALグループとJA組織が物流を絡めた協定を結ぶのは全国で初めてです。

 JALグループが持つ国際線ネットワークと鮮度を保つ梱包(こんぽう)方法や輸送のノウハウを生かし、海外への販路拡大を進めます。今年度は、サクランボ大玉新品種「やまがた紅王(べにおう)」をタイに、ブドウ「シャインマスカット」をカナダに空輸する実証実験を行い、輸出の可能性を探ります。さらに、農業労働力支援の取り組みも拡充させるほか、空港関連施設での県産農畜産物PRイベントなども検討します。

 長谷川県本部長は「世界に山形県産を打って出る攻めの姿勢と農業労働力支援で生産基盤を守る姿勢の両輪で、農業現場に新しい風を吹き込む」と力を込めました。

協定書に調印した(左から)花桝社長、長谷川県本部長、佐野支社長

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