AgVenture LabがJAサイネージを開発 トライアル店舗募集中
JAグループのイノベーションラボAgVenture Lab(あぐラボ)では、さまざまな新しい取り組みに挑戦しています。取り組みの一つとして、JAグループのエンジニア(農中情報システム(株)や(株)全農ビジネスサポートの技術者)が、“アジャイル開発※1”の手法を用いて、農産物直売所向けの「JAサイネージ※2」を開発しました。現在、複数のJA直売所や店舗でトライアルを実施しています。
JAサイネージの最大の特徴は、農産物直売所がその魅力を最大限発信できるよう、必要な機能が集約され、それらをシンプルに利用できる点です。
農産物直売所は、農家の方が日々採れたての野菜や果物を持ち込むため、アピールしたい商品が日々刻々と変わります。こうした中で、サイネージでさまざまな農産物の宣伝ができることは大きなアピールにつながります。しかし、既存システムは操作が難しく、直売所の方から「掲載商品が数週間更新されない」といった声が上がっていました。
こうした直売所の方々の声を受け、JAサイネージは直売所スタッフの方がスマートフォンでいつでも簡単に写真や動画をアップロードし、日々のお薦め商品をリアルタイムにテレビモニター上で紹介できるようにしました。また、特別な機器は不要で、テレビモニターとインターネット接続環境があればいつでも利用を開始できる導入ハードルの低さもメリットの一つです。
トライアルを実施している直売所や店舗からの生の声を取り入れ、JAグループのエンジニアチームでタイムリーに改善を重ねる“アジャイル開発”。これによりJAに必要とされるサービスを目指し開発を進めています。
現在、AgVenture Labでは、このJAサイネージのトライアルに参加いただける店舗を募集中です。ご興味がありましたら以下URLからお申し込みください。
※1 アジャイル開発:「アジャイル=素早い」、開発中に発生するさまざまな状況の変化に対応しながら開発を進めていく手法
※2 サイネージ:電子看板