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耕種総合対策部

TACパワーアップ大会 2023を開催

TACの「原点」を胸に 「強い農業」の実現に向けた取り組みを全国で共有

 全農は11月16、17日、新横浜プリンスホテルで「TACパワーアップ大会2023」を開催しました。全国から地域農業の担い手に出向くJA担当者(TAC)やTAC管理者、JA役員、担い手、関係機関など約260人が参加した他、各県に設置した県域サテライト会場からも多くの方が視聴しました。


  大会は、「地域農業の課題の解決に資する出向く活動基盤の強化」「食料安全保障に資する『強い農業』の創出に向けた生産基盤の維持・強化」「次世代に地域農業をつなぐための環境調和型農業の実践」をテーマに活動表彰や取り組み事例発表、分科会などを行いました。

 また、今年度は新たな試みとして全国を東日本地区(北海道、東北、関東甲信越)、西日本地区(北陸、東海、近畿)、中四国九州地区(中国、四国、九州、沖縄)の三つに分け、それぞれの地区で審査委員会を実施。各地区の代表に選出されたJA・TACによるプレゼン審査を大会内で行いました。

 プレゼン審査を経て、最高位にあたる全農会長賞に選出されたJAにしみの(JA部門)、JA石川かほく・櫻井和幸さん(TAC部門)をはじめとして、JA部門2JA、TAC部門9人を表彰したほか、過去の大会で全国表彰を3回以上受賞し、TACの活動を高いレベルで継続しているJA金沢市、JA阿蘇をTACトップランナーズJAとして表彰しました。

 取り組み事例発表では、受賞者から生産振興やスマート農業、省力・低コスト資材の導入提案、農家の経営支援など幅広い担い手ニーズに対応した取り組みが紹介されました。また、それら多様な担い手ニーズに対応するためのTAC体制の強化についても紹介しました。

 基調講演ではFMラジオ番組「あぐりずむ」のMCでおなじみのタレント川瀬良子さんが登壇。「担い手農家の声を聴く力・伝える力~あぐりずむを通じた農業への想(おも)い~」をテーマに、ラジオ番組を中心とした担い手農家への取材の中で培ったコミュニケーション手法について、エピソードや写真を交えながら講演いただきました。

 分科会では「農業労働力支援」「スマート農業」「事業間連携」「マーケティング力強化」「農業経営支援」の五つのテーマについて熱心な議論が展開され、普段接しない他県・他JAのTACとの交流の場となりました。

 全農ではこの厳しい農業情勢の中でも、今後もTAC活動の原点である「担い手との信頼関係を築き上げていく」を胸に、「強い農業の実現」に向けてTACが担い手に寄り添い、ともに課題を乗り越えていけるよう、取り組みを支援していきます。

受賞者らの集合写真
基調講演をする川瀬良子さん
TAC部門で全農会長賞を受賞したJA石川かほく櫻井和幸さん

 

表彰状を受け取るJA部門全農会長賞JAにしみの加賀清孝常務理事
大会宣言を行うJAさがみ森海人さん

 

結果発表を行う全農の野口栄代表理事理事長
分科会で議論する参加者

 

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