特集
麦類農産部
2018年7月9日(vol.849)
埼玉県久喜市で第51回全農乾椎茸品評会を開催
担い手を育て、守ろう原木栽培、競おう栽培技術、世界に広めよう日本の食文化!
全農は6月14日、生産者・関係者ら約200人が参加し、埼玉県久喜市の久喜総合文化会館で第51回全農乾椎茸品評会を開き、農林水産大臣賞ほか優秀者を表彰しました。
原木乾椎茸は、原発事故により東日本産地が直接的な被害に遭うとともに全国的に風評被害を受けました。東日本産地では現在でも出荷再開に向けた懸命な努力が続けられています。昨年から今年にかけては各地で豪雨や、厳しい寒波などで例年にも増して栽培が難しい年となりましたが、品評会には全国22県から539点の出品をいただきました。
表彰式で、全農麦類農産部の鈴木章宏部長は「新たな担い手が受賞するなど新しい芽が育っている。再生産可能な価格での販売を継続し、素晴らしい日本産原木乾椎茸を盛り上げよう」と主催者代表あいさつをしました。また、こうしん中葉厚肉の部で農林水産大臣賞を受賞された岩手県の芳賀隆氏から、東日本大震災や原発事故で被害を受けたが、周りの方の助けにより乗り越え受賞できた感謝と喜びが語られました。
また、受賞品は翌日開催された入札会で、贈答や輸出などに向け、高値で取引されました。
全農は、生産者と消費者の懸け橋となり原木乾椎茸をもっと知ってもらい、食べてもらえるよう取り組んでいきます。