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鳥取県
JA鳥取中央

施設整備しブロッコリー拡大 特産大豆の加工品4品も好調

 JA鳥取中央は「シン・地方創生総合戦略」を打ち出し自己改革を実践するため具体的な方針を決めています。その一つにブロッコリー生産拡大プランがあります。

目合わせ会でブロッコリーの出荷規格をしっかり確認
 

選果場に製氷機増設 労力削減、販路広がる

 同JAの琴浦ブロッコリー生産部では2011年から製氷機を導入しており、安定した品質で出荷しています。死花などのロスがなくなり、信頼できる商品としてブランド力を上げ、19年には目標としていた販売金額4億円を突破しました。

 23年3月には生産拡大に伴う出荷量増大を受け、選果場に製氷機を3台増設。発泡スチロールへの氷詰め作業を機械化したことにより労力削減、作業効率向上を実現しました。また1ケース当たりの氷を増量させることで、より遠くへ出荷できるようになり、販路拡大や有利販売につなげています。

 今年の秋冬作からは部員が43戸増えて141戸になりました。秋冬作は177haで栽培し9月下旬からの出荷で4億950万円、年間では5億4600万円の販売を見込んでいます。

※ 花蕾(からい)表面にある花芽が黄変・褐変したもの

自動で発泡スチロールに氷詰め
製氷機のお披露目式

 

大豆シリーズが人気 地元米も使いみそ発売

 三朝町(みささちょう)の特産品「三朝神倉大豆」は、納豆「神のつぶ」や水煮「神のつぼみ」、あんに大豆を使ったどら焼き「神の笑み」など“神の○○”シリーズを4種類展開しています。三朝神倉大豆はタンパク質とイソフラボンの含有量が非常に高く甘みが強いのが特長で、人気商品です。

 11月には6年ぶりに、新商品としてみそ「神の蔵」を発売。同町産米「きぬむすめ」も使用し、地大豆の甘みのあるまろやかな風味が特長です。商品はJA直売所をメインに、山陰地方のスーパーで販売する予定です。

新商品のみそ「神の蔵」

JA鳥取中央(鳥取県)

概要

2023年1月31日現在

正組合員数 1万429人
准組合員数 1万811人
職員数 480人
販売品取扱高 169億円
購買品取扱高 36億円
貯金残高 1593億円
長期共済保有高 4689億円
主な農畜産物

スイカ、梨、白ネギ、ラッキョウ、ブロッコリー、米

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