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群馬県本部

野菜残さを使った「サラダペーパー」開発

加工センターで排出されるキャベツの芯や外葉を有効利用

  群馬県本部は(株)ジェイエイプリテックと協業し、県本部の青果物一次加工センターでキャベツを加工する際に排出される芯や外葉などの野菜残さを紙の原材料にすき込んだ用紙「サラダペーパー」を開発しました。4月から名刺などに利用しています。


 センターで発生したキャベツ残さは家畜飼料として販売していましたが、製造量の増加に伴い残さも増えたことから他の用途を模索していました。そこでキャベツ芯に含まれる豊富な繊維質に着目。紙への活用を検討し、印刷業のジェイエイプリテックと紙加工を手がける(株)共同紙販HDの協力により、約2年をかけて「サラダペーパー」が完成しました。

 原料は90%が古紙、10%がキャベツ残さで、キャベツの色味や質感を視覚的に確認できるようにキャベツの外葉を原材料に追加しています。また、残さの急速な変色を防ぐために効率的な製造計画が組まれるなど、製品の品質にこだわって製造されています。

 県本部では、4月から一部名刺やパンフレット台紙をサラダペーパーに変更しました。今後もSDGs(持続可能な開発目標)のフードロス問題の取り組みを進めます。

開発したサラダペーパー
製造途中のキャベツ残さ

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