ニュース&トピックス
耕種総合対策部・耕種資材部・JA共済連
2023年8月7日(vol.1043)
VR機器を使って農作業安全授業
都立園芸高校で事故を疑似体験
全農はJA共済連と農作業安全にかかる取り組みで連携しています。6月21日には東京都立園芸高校で、JA共済連が開発した「農作業事故体験VR」を使った農作業安全授業を行い、生徒たちは当事者視点の疑似体験をしました。
農業における年間の死亡事故発生件数は、就業者10万人当たり10.5件発生しています。建設業の約2倍、全産業の約8倍になり、農作業事故の未然防止は喫緊の課題です。
授業に参加したのは、これから現場実習が始まる園芸科の1年生約70人。ゴーグル型の機器を装着し、「トラクター転倒事故」「耕運機後進作業事故」など5つの農作業事故をVRで体験しました。
体験した生徒からは、「農作業の安全を確保する重要性を改めて実感した」「農業には危険がつきもので作業中は気が抜けない」という感想が寄せられ、農作業の危険性を感じてもらうことができました。
同校の並川直人校長からは、「農業を学ぶ上で安全管理は極めて重要。生徒たちはVR体験を通じて農作業事故を自分ごととして捉え、その危険性を学ぶ良い機会を得たと思う」と評価をいただきました。