【Web限定記事】JAあつぎ直売所「夢未市」商品リニューアル
探して楽しい売り場へ コンサルティングでアドバイス
神奈川県本部では直売所の売り上げ強化を目的に、売り場のコンサルティングを行っています。3月9日、JAあつぎ農産物直売所「夢未市(ゆめみいち)」の一部コーナーをリニューアル。新商品を100品以上追加し、探す楽しみがあふれる売り場へ生まれ変わりました。
今回のリニューアルにあたっては、新商品の持ち込みだけではなく、売り場の環境や組合員・消費者ニーズまで踏み込んだ提案を行っています。具体的には、環境分析、売り上げ実績のABC分析を行い、それらの結果から取扱商品の取捨選択を実施。そして、大手スーパーで行っている「棚割」の概念に基づき売り場のレイアウト・新規取扱商品を決定し、その売り上げ検証まで生活課が伴走支援をしています。
夢未市では陳列商品の密度、近隣スーパーでも取り扱っていた商品や地域の関係が薄い加工品の取り扱いを見直しました。結果、他店では買えないこだわりの逸品を少しずつ楽しめるよう、ドレッシングや調味料を中心に100種類以上の新商品を導入しました。来店客からも「商品が増えて探す楽しみができた」とうれしい声もあがっています。
リニューアルした商品群の3月売り上げ点数は前年度比で179%。金額ベースでは161%に上りました。アイテム数が増えたことによる作業増加の改善や商品の密度の維持に向け引き続きサポートしていく考えです。
夢未市の清田陽平店長はこの取り組みについて「『この商品は売れる』という感覚を数字でとらえることができ、既存で取り扱っている商品について売れる・売れないといった基準をつくることができた。全農がアフターケアまでしっかりしてくれるのはありがたく、推進担当者ともより気持ちよくコミュニケーションが取れるようになった」と取り組みの効果を評価しました。
コンサルティングを担当した川上季紗さんは「夢未市の特性や利用者ニーズに合わせた売り場にすることで、周辺のお店とは差別化された、より魅力的なお店になったと感じています。これからもコンサルティングや売り場づくりを通して直売所を盛り上げるお手伝いができたらと思います」と今後の意気込みを話しました。