安全・安心な農畜産物をお届けし 大切な農業を未来へ
群馬県のJAたのふじは2000(平成12)年、藤岡市・群馬吉井町・奥多野・群馬藤岡の各農協が合併し発足しました。県南西部に位置する多野藤岡地域で面積は約538平方km。水と緑に恵まれ、米、麦、園芸、畜産、花きなど多様な農業が営まれています。取り組みとして、安全・安心、新鮮な農産物を食したいという消費者目線に立ち、トレーサビリティー(生産・流通履歴を追跡する仕組み)の導入やエコファーマーの認定を積極的に実施し、消費者に良質な農産物をお届けしています。さらに地産地消の活動や子どもたちへの食農教育により、生産者と消費者の距離を近づけます。農業の持つ多面的機能の維持にも取り組み、大切な農業を未来へつなげます。
選果場は1年間 ほぼフル稼働
藤岡市矢場の野菜集送センター藤岡では7〜10月にナス、12〜7月にトマトが管内の生産者から持ち込まれ、パート従業員約50人が選果作業を行っています。両野菜とも色や規格、品質などを一つ一つ丁寧に人の手で選別し、箱詰めされます。従業員の厳しい品質管理により市場で高い評価を受けており、生産者も厚い信頼を寄せています。
販売実績で優秀賞を受賞
営農経済部店舗課の高橋佳行農機センター長は2021(令和3)年度の農業機械製品販売で優秀な成績と活躍が認められ、全農群馬県本部から優秀賞を受賞しました。主な取り組みに、農機センター内や直売所のスペースを利用した展示会の開催、メーカーコスト削減により低価格を実現した「共同購入トラクター」の推進活動を他部署の役職員も一丸となって展開しました。共同購入トラクターが納車された組合員からも「馬力もあるし、燃料タンクも大容量だから作業がはかどる。キャビン仕様で暑さ寒さをしのぐ冷暖房完備なのもうれしい」と喜びの声をいただきました。
これからも食農教育や地産地消に積極的に取り組み、農業者所得の増大を図りながら持続可能な農業の実現に向けて、生産者と消費者に発信できるJAを目指します。
概要 | 2022年2月末現在 |
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正組合員数 | 4096人 |
准組合員数 | 7566人 |
職員数 | 222人 |
農産物販売高 | 35億8956万円 |
購買品供給高 | 20億6780万円 |
貯金残高 | 958億918万円 |
貸出金 | 141億6670万円 |
長期共済保有高 | 2212億7529万円 |
主な農畜産物 | ナス、トマト、イチゴ、キュウリ |