JAズームイン
青森県
JA十和田おいらせ
2022年6月27日(vol.1002)
出向く体制を強化 組合員に寄り添う事業
青森県のJA十和田おいらせは、2010年4月に4JAによる広域合併JAとしてスタートし、事業範囲は2市5町3村に及びます。
管内は販売高全体の5割を占めるのが野菜類で、ナガイモ、ニンニク、ダイコンを主力作物に県内最大級の野菜産地です。消費者ニーズや農家の所得向上に結び付けるため、米や畜産の生産拡充にも努めています。
「困ったときの相談窓口」農家所得の増大へ
JA十和田おいらせは、農家組合員へ出向く体制を強化する「担い手パワーアップ・アクション」を進めています。栽培の技術指導や農機の導入助成、自然災害への支援など、農家組合員の意見や要望を聞き、農家所得の増大とJA事業の伸長を目指しています。
農業者の高齢化や担い手不足、生産資材の高騰など不安が多い中、「困ったときの相談窓口」として、農家組合員に寄り添う事業を展開しています。
活動10年目となる22年度は、7支店1事業所、1営農センターの支店長らを中心に3~7人のチーム編成で、計45人の担当者が年間約6400戸を訪問します。
現場の声を生かし新たな取り組み実現
これまで組合員の声をもとに、「やさい産地拡大対策事業」によるニンニクやネギの作業機械の導入助成や若手農業者を対象とした育成塾、米価や黒毛和種枝肉価格の下落に対する再生産支援、青年部と協力した婚活イベントのほか、「若手農業者パワーアップ大会」の開催で管内の若手後継者ら300人が集まり情報共有を図るなどさまざまな対策を講じてきました。
今後は、事業未利用者への積極的な巡回によりJAの優位性や強みを認識してもらうほか、指導や助言で信頼関係を強化させ、農家所得の向上や産地拡大、JA利用の増大につなげていきます。
JA十和田おいらせ(青森県)
概要 | 令和4年3月31日現在 |
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正組合員数 | 6235人 |
准組合員数 | 5216人 |
職員数 | 263人 |
販売品取扱高 | 145億2千万円 |
購買品取扱高 | 33億5千万円 |
貯金残高 | 835億円 |
長期共済保有高 | 3057億6千万円 |
主な農産物 | 米、ナガイモ、ニンニク、 ゴボウ、ダイコン、ニンジン、ネギ、畜産 |