JAズームイン
岐阜県
JAぎふ
2022年3月28日(vol.993)
地域の魅力を農家とともに発信 愛される施設を目指して
JAぎふは、平成20年に「信頼・安心・健全・人財・貢献・挑戦」の経営理念のもと、岐阜地域6JAが合併し、誕生しました。食の安全と地域の環境保護に軸足を置いた地域営農振興の実践、健全で強靭な経営の確立、組合員をはじめ地域社会から必要とされるJAを目指しています。
若者を呼び込む施設運営 農業振興と地域振興の架け橋
同JAは新たな挑戦として、令和3年7月に岐阜県の魅力あふれる農畜産物や加工品、飲食メニューなどを豊富にそろえたにぎわい拠点施設「山県(やまがた)ばすけっと」を山県市にオープンしました。同市をはじめ、県内の特産を使った加工品を約1500点取り扱うほか、県内JA初の直営ダイニング「山県ごはん」を併設しています。
同施設は「人とひとを山県のおいしさでつなげたい〜地域の魅力を農家とともに〜」をテーマに、農業振興と地域振興の架け橋となる情報発信基地としての役割を目指しています。
20代女性をターゲットにインスタ映えする飲食メニューやフォトスポットを設け、SNSでの拡散効果を狙い、多くの若者が来店するように取り組んでいます。オープンしてからは、写真映えする飲食メニューの投稿やスイーツを片手にフォトスポットで撮影した画像がSNSにアップされるなど、話題の施設になっています。
農家と若いスタッフが一緒に 商品開発・イベント開催
スタッフの平均年齢は約30歳。若いスタッフの発想力やアイデアと、同市の農産物の特徴を熟知している農家の知識や伝統を融合させたオリジナル商品、イベントなどを定期的に行うため、農家に出向き対話をすることでさまざまなヒントをもらっています。
農産物を販売・加工する同施設と農家が「食」と「農」を通じて地域を活性化し、愛される施設に発展するよう取り組んでいます。
JAぎふ(岐阜県)
概要 | 令和3年3月31日現在 |
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正組合員数 | 4万808人 |
准組合員数 | 5万9418人 |
職員数 | 1034人 |
販売品取扱高 | 81億5千万円 |
購買品取扱高 | 58億7千万円 |
貯金残高 | 1兆483億6千万円 |
長期共済保有高 | 1兆9281億円 |
主な農産物 | 米、エダマメ、ニンジン、ホウレンソウ、ダイコン、イチゴ、 柿、栗 |