【Ｗｅｂ限定記事】「ＪＡ農産物直売所店舗巡回」初のオンライン開催

密集を避けてノウハウ共有

　神奈川県本部は2021年11月29日、JA農産物直売所の店舗巡回を初めてオンラインで開催し、JA直売所担当職員ら6人が参加しました。互いの店舗改善を目的に毎年2回実施していますが、近年は新型コロナ感染症拡大防止の観点から定期的な開催ができていませんでした。

　当日は、JAはだの「じばさんず」から店長が中継し、参加者は画面を通して店舗巡回を行いました。スムーズな運営のために事前に質問を募集し、花苗・野菜苗の管理方法や品ぞろえ、POPの見せ方などがテーマになりました。

　巡回中は参加者から適宜質問を受け、店長が画面の映り方を意識して端末を操作する姿が見られました。音声や画像の乱れなど大きなトラブルなく終わりましたが、次回への改善策として中継画面を2画面にして全体と手元を映すことや、移動スピードについて検討していくことにしました。

　参加者は「店舗を訪問できないのは大変残念だったが、店長の丁寧な説明で理解しやすかった。統一感あるPOPや作成ルールなどについて学べた」「臨場感あふれる映像が伝わった」と、初めての試みに対し好評の声が上がりました。

　農産総合課は「コロナ禍においても、オンラインで他店舗の状況を知る・見ることで、それぞれの店舗で今後の運営改善に役立ててほしい」と話し、引き続きJA間の交流を図り店舗改善を支援していきます。