ニュース&トピックス
営農・技術センター(残留農薬検査室)
2017年12月11日号(vol.825)
検査データの営農指導への有効活用討議
平成29年度JAグループ残留農薬分析研究会を開催
営農・技術センター残留農薬検査室は10月5、6日、神奈川県平塚市の営農・技術センターで平成29年度JAグループ残留農薬分析研究会を開きました。
研究会は、専門家による講演会と技術者同士の意見交換会で構成され、今回は「農薬を取り巻く情勢と生産現場の課題」(岐阜県農業技術センター・天野講師)、「ぎふクリーン農業研究センターにおける残留農薬分析への取り組み〜出荷前自主検査への対応〜」(一般社団法人 ぎふクリーン農業研究センター・豊岡講師)、「レタスを用いた技能試験(概要と講評)」(一般社団法人 日本食品分析センター・中村講師)について、説明を受けました。
意見交換会は、検査データの営農指導への有効活用をテーマに行いました。共通していたことは、分析機関だけでは解析データを有効利用することは難しく、関係者の協力を得ること、さらには県の職員などにも加わってもらい共通認識を持ち、営農指導などにつなげていくことが重要であることが示唆されました。
この研究会は残留農薬検査に関する知識・技術向上と情報交換を目的とし、JAグループの営農・残留農薬検査関係者を集め、2001年から開催し今年で17回目です。
全農では、今後もJAグループ残留農薬分析研究会を開き、講演会と意見交換を通じてJAグループの残留農薬分析のレベルアップと相互理解を図っていきます。