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富山県本部

「全農とやまチャレンジファーム」開設

富山県に適した収益性の高い施設園芸モデル確立へ

 富山県本部は、富山県に適した収益性の高い施設園芸モデルの実証と、施設園芸導入を検討する生産者や新規就農者に対する研修機会の提供を目的に「全農とやまチャレンジファーム」を開設し、中玉トマトの栽培実証を始めました。


 富山県のトマトの主要作型は5、6月の短期出荷ですが、近年全国的にも出荷量が増え価格が安く収益性が低い状況にあり、高単価が期待できる9、10月の出荷を組み合わせた長期栽培の実現が課題でした。そこで、半促成栽培と抑制栽培を組み合わせたインタープランティング技術に取り組みました。インタープランティングとは、1作目の栽培期間中に2作目を定植する技術で、途切れることなく出荷することができます。今回、本県の厳しい夏季高温対策として高軒高ハウスと細霧冷房装置を導入し、ハウスの軒高と栽培環境設備(暖房・細霧冷房)の有効性を実証します。

 今後、富山県本部では「全農とやまチャレンジファーム」の運営を通じて県内での施設園芸の拡大を目指します。

新設したハウス3棟。夏季高温対策に有効な高軒高
抑制栽培の生育状況

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