【海外拠点便り】全農インターナショナルアジア株式会社
東南アジアでの日本産農畜産物・加工品販売を担う
全農シンガポール事務所は、2013年11月に東南アジア地域への日本産農畜産物の輸出促進を目的として設立されました。その後、15年1月に、JA全農インターナショナル(株)の最初の子会社としてシンガポールに全農インターナショナルアジア(株)が誕生。日本産農畜産物・加工品における、東南アジアでの販売の最前線としての役割を担っています。
食品は、基本的に常温・冷蔵・冷凍の3温度帯に区分されます。その3温度帯全てにおいて、コンテナでの船便を中心としてシンガポールおよび近隣諸国に輸送し、現地での保管・輸送までを一貫して行うことで、低コストかつタイムリーなサプライチェーンを構築しています。また、全農グループとして、米・肉・青果・加工品をトータルでお客さまに提案することで、販売のチャンスにつなげることが強みとなっています。
近年、東南アジアにおいては、日系量販店や、日本食レストランの出店が増加しており、品質のよい日本産農畜産物・加工品およびそれらを利用した料理を、現地のお客さまに気軽に購入していただける環境、雰囲気が高まっています。一方、コロナ禍で、外で集まる人数が制限されたり、店内飲食が禁止となる場合があり、料理のデリバリーや、食材のインターネット注文の利用が増えてきています。
全農インターナショナルアジア(株)は、お客さまのニーズや環境の変化へ対応しながら、高品質の日本産農畜産物・加工品を安定的に供給すべく、今後も取り組んでいきます。
スタッフに聞く
イチオシ現地食
シンガポールには、ホーカーという、幅2メートルくらいのお店がずらっと並んだフードセンターが各地にあり、庶民の台所となっています。持ち帰りも可能です。チキンライスはどのホーカーにも必ずあります。今回は「Margaret Drive Chicken Rice」からデリバリーしてみました。ショウガ入りの鶏ガラスープで炊いたご飯の上に、ゆでたプリプリの皮付き鶏肉がカットされてゴロっと並んでいます。